博物館は誰のもの

都内住みのライター。アートに関するお話を更新予定✒️

まさかのギャップの持ち主。その名はムーミン−ムーミン コミックス展

 突然ですが、みなさんムーミンと聞くとどんなイメージを持たれていますか?

 

真っ白でフカフカなボディ?

ユニークなシルエットの家族や友人?

 

知っているようで実は知らないムーミンのこと。

ちょっとだけムーミンのことに詳しくなれるイベントが松屋銀座で開催中です。

 

フィンランドからこんにちは!オープン・ザ・ムーミンワールド

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松屋銀座で開催されたムーミン展。原作者のトーベ・ヤンソンと途中からバトンを引き継いだ弟のラルス・ヤンソンによる手書きスケッチから世界各国の言語に翻訳された絵本まで、約280点の資料が展示されている会場内は、まさにムーミンワールド

 

ムーミンってまろやかなビジュアルイメージと絵本やアニメのイメージの強さから子供向けって思いがち。しかし、フィンランドでは新聞に掲載されていたこともあり、よくよく読み込むと実はとってもビターな大人向けのストーリーが多かったです。個人的にはとても新鮮な発見でした。

 

かわいいビジュアルとビターな内容のコントラスト。

なんだ、このギャップは。

…たまらない。

 

ギャップつながりでもうひとつ。

今回初めて作者の手書き原稿を観て気付いたのですが…

イラストのクオリティが…ものすごく…高い…

無駄な線がなくて画面がスッキリしているから、キャラクターとかストーリーがスッと頭に入ってきます。新聞の一角で連載されている漫画だったこともあり、版の作成や印刷のことまで考えてシンプルなデザインを突き詰めた結果誕生したキャラクターだったんですね。ムーミン

 

ちなみにフィンランドではムーミンの白くてまんまるなビジュアルからモッツァレラと呼ぶこともあるとかないとか。(あくまでも噂ですよ。だからこそ、いつの日かムーミンマニアさんやフィンランドに詳しい方に真相を聞きたい…)

 

 マスク生活には手放せないグッズを発見!

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普段はグッズをあまり買わないのですが、マスクケース用にこちらのビニールポーチを購入。使うたび心がほんのり癒されます。

 

ニマニマしながらポーチを見ていると

「おいでよ…ムーミンクラスタの沼へ…」

というささやきが、どこかから聞こえた気がしたのは私だけじゃないかもしれません。